[5.35]ヒーラーペア戦略 威力損失の最小化について

気心知れた相方ヒーラーや、偶然出会った熟達したヒーラーと遊ぶ際
私がどのように考え、意思決定をしているかのメモです。

目次

前提

H1白魔道士目線で書かれた記事です。
文中のH1は全て白魔道士を想定しています。

他ジョブの場合は、必要に応じて適宜読み替えてください。

状況や相方によって常に変化するものなので
“こういう事を考えたりしている人もいるんだ” といった参考までに。


状況

ヒーラーで遊んでいると「次に・誰が・何をするべきか」と、選択を迫られるシーンが多々あります。
レイズが必要、ヒールが薄い、軽減が薄くバリアが必要…などなど

中でも「ミスしたメンバーのカバーが必要」「ヒールが厚くない」といった状況で「H1H2どちらが威力損失を負担するか」にスポットをあてます。

具体的には、次のような状況です。

  1. 通常のヒールワークではギミックが終わるまでヒールする予定がない
  2. しかし、ヒールしなければこれからくるギミックに耐えられない
  3. 耐えられればその後の全体ヒールでHPが戻せる

共鳴編零式1層 最初の雷雲で誰かが被弾しライトニングフォースが耐えられないとか


威力損失とは

上記のような状況になり、ヒールをしなくてはいけないという事は H1H2どちらかが攻撃の手を止めるないし緩める必要があります。

ではどちらがヒールするか…と考える前に、 まずジョブ毎の威力損失がどの程度なのか、把握しておく必要があります。

雑に列挙すると、こんな感じになります。

【白魔道士】

  1. 威力損失 300 … GCDヒール
  2. 威力損失 95 … (clipping)テトラ [*1]
  3. 威力損失 75 … ソラス
  4. 威力損失 0 … ディア更新時などのテトラ

【学者】

  1. 威力損失 280 … GCDヒール
  2. 威力損失 230 … ルインラ使用+生命活性法 (フロー消費)
  3. 威力損失 80 … ルインラ使用+秘策深謀など (フロー消費無し)

【占星術師】

  1. 威力損失 250 … GCDヒール
  2. 威力損失 0 … ディグニティ

[*1] 2.4sで威力300とした場合の0.75s換算。あくまでも目安値

威力損失量を数字だけで見るとジョブによる大差はありませんが、 次のような理由からヒールをする優先度が決まります。


リキャストタイムの長いアビリティでヒールワークを組む都合、 特定のギミックタイミングで使えるアビリティが残っているかH2側は把握している


H1白魔道士側はそれに対応する形でヒールする為、ヒールワークが一定でない場合が多く またヒーリングリリーの残量を可視化する事ができない

といった2点から、基本的には…

「H2側の余剰アビリティで回復出来ない場合は白がソラスを打つ
 が、白のリリースタックが無い場合はH2側がGCDヒールをする」

が最善です。

どちらかがGCDヒールをするのであれば、 単純威力の高い白魔道士が攻撃したほうが良いのは火を見るより明らかですね。


意思決定の深度について

ですが、実戦ではH1白魔道士側がヒールするべきであると考えています。

「○○○ が出来ない」 → 「だから ☓☓☓ をしよう」

といった意思決定までの深度は、一段回程度に留めておくべき必要があるからです

「H2がアビリティヒールをしない」 →
「ではH1がソラスをするべきだ」 →
「ソラスが即座にこない。リリーが無いのかも」 → …

結果 H1H2共にGCDヒールをする

といった自体が起こった際に、およそ取り返せないだろう損失が発生するためです

なので私は「H2側のアクションを確認した上で行動し、追加のヒールはH1側で完結させる」 よう意思表示し、遂行できるよう常に心がけています。

もちろん実戦ではH1H2お互いが1ヒール捻出するといった場合もあります。

あくまでも机上の理論です。
実戦ではより柔軟に対応しますが、考え方の軸はこんな感じです。


「ヒールが成り立っている」かつ
「ヒーラーペアとして威力損失を最小化する」為の一例です。

これが必ずしも正しい唯一の方法であるとは限りませんが、
熟達したヒーラーはこういった 協調的なあなたの行動 に必ず気づいてくれます。

おわり。


白魔道士視点のあとがたり

軽く「ハート・オブ・ソラス」を打つとか書いてますが、実際にはそんな簡単に打てません

白魔道士の特性上、アサイズ使用時やギミック処理にリリーを消費したヒールが必要です。

無理にソラスを使うことで、その後の処理で大きなGCDロスを抱える可能性があります。
(特にリリーの少ない戦闘開始すぐは、ソラスを使ったことで 2-3GCD ロスすることも)

「ではケアルラすれば良いのでは?」
仰る通りで、こういったケースにはケアルラなりメディカラなりで対応します。

不慮の事故が起こる度にH1側で大きなの威力損失を抱え込む事になります。
ですが、PTDPSでみた損失を減らすためには、必要な事なのです。
詰めパならワイプしてください。

移動を強要されるギミック処理があり、かつコンテンツの前半で
ダメージ発生ギミックの前に、単体カバーでGCDヒール回してくれるH2がいたら惚れます。
見たことはないです。

ちなみに実際に私がどのようにしてるかというと、 相方ヒーラーとのVC戦略を定めることである程度回避しています。

H1白魔道士の私がキーとなるスキル(学者なら秘策など)のリキャストを管理し、 状況に応じて余剰リリー数の報告とH2側へのカバー要求をVCコールするようにしています。

こういった「可視化出来ない部分+状況による変化をコールする」をベースにVC戦略を組み上げてます。

VC戦略については、また時間が出来た時にまとめてみようと思います。

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