ゲームを “上手に” プレイするという事

◯◯が出来るようになりたい!もっと上達したい!

こんなブログでも続けているおかげか、こういった相談を聞く機会が増えました。

そういった方に、所謂ログ査定と称しアドバイスをする事は簡単です。
ただただ悪いプレイを探し、指摘するだけだからです。

「4層の◯◯ギミックでGCDが止まっているので、丁寧に滑り打ちで対応しましょう」
「◯◯の時にDoT更新が早く、損失が大きいので気をつけましょう」みたいな。

相談される方は何が悪いか分かっていないパターンも多いでしょうし、改善の優先度が分からない人も多いかと思うので、こういったアドバイスも正しいのですが……。

もっと根本的な改善と、どんな目標設定をするべきか。
みたいな話に触れてる人がいないような気がしましたので、なんとなく書き始めてみました。
高尚なガイドを作るわけはないので結構適当です。許してね。

FF14を題材として具体的な例として書くために、
読者の目線を「Perf99が取れないPerf50±ぐらいの人」に仮定して書いています。
別に99取れたら上手いと言っているわけではないです。

目次

“上手” とは

例えば「Perf99が取れたら上手」といえるのか。

“上手” とは、各人が想像する 目標や理想 に近しい結果やプレイの事を指すと思います。

例に出した「Perf99が目標です」といった場合にも、その意味は大別して二種類あり、
それぞれは似ているようで異なります。

「Perf99を取りたい」≠「Perf99を取れる動きが出来るようになりたい」

この辺を履き違えていると目標設定を誤ります。
結果を目標や理想 としている限り、上達する事は出来ません。

そもそも “上達” とは

“上達” とは、自分のプレイと「目標・理想のプレイ」のギャップを埋める事を指します。
そのためには、設定すべき正しい目標・理想のプレイを思い描く必要があります。

上述の例で言えば「Perf99が取れた自分」を想像するのではなく、
「Perf99を取るために必要な動きが出来る自分」を想像しなくてはいけません。

自分のプレイとの比較が出来る目標でないと改善に直結せず、学習効率が非常に悪いからです。

具体的にどんな目標を設定するのか

「Perf99を取るための動きが出来るようになる」
といったプレイを望んだ時に、何が出来るようにならなくてはならないか。

「あるギミックでGCDが止まっているので、AからBの地点に滑り打ちを出来るようにする必要がある」
といった問題点に気づく、または指摘されたとしましょう。

ココで実際にコンテンツに潜って、ギミック中に滑りうち出来るように練習……とするのはやや軽率です。
こういった指摘の裏に隠れている言葉は、もっとシンプルで「滑りうちの精度が低いから修正しろ」だからです。

当たり前といえば当たり前なのですが。
経験として、何故かこの手の指摘をされた人はコンテンツに潜って、それらしく処理が出来るように何度も試す……といった行動にでます。

そんな事はせずとも、その辺の道端で滑り打ちの練習をすれば良いのです。
1GCDでより多くの距離を動けるよう目標設定し、それを達成できるように反復練習するのです。
問題の本質により早く気づき、修正していけるように気をつけておく事も大事です。

個人の動きが出来るようになったら

個人の動きがそれなりに出来るようになって、やっと初心者卒業です。
満足にキャラを動かすことが出来るようになったら、周りを見てみましょう。

改めて振り返ってみれば当然なのですが、FF14のレイドは「”8人で” “ボスを倒す”」コンテンツです。
自分がどれだけ頑張っても 8人になる事はできませんし、1人でボスを倒すことも出来ません。

つまるところ、自分が上手くなってもパーティが上手くなるわけではありません。
パーティで上手くプレイする方法を考えなくてはいけません。

※それでもなお個人技が大事な理由については、また今度別の記事で取り上げます。

まずは相方から

ヒーラーであれば、相方のヒーラーを。
タンクであれば、相方のタンクがどういった動きをしているのか注視してみましょう。

明確な意思をもって練習してきた人であれば、動きの一つ一つをみて
「どういった事を考えて、こういう動きをしているのか」という事に気づけると思います。
その裏返しで「じゃぁ自分はどうしたらいいのか」という事も導き出されるかと思います。

火力を出すために必要な立ち回りから、ギミック処理の仕方まで。
相手を理解する事が出来れば、手を差し伸べる事が出来るはずです。

パーティを見通す

それらが出来るようになれば、次の段階としてパーティ全体を見るようにします。
当然、PTメンバーそれぞれのジョブについての正しい理解が無いと出来ないことですので、十分な学習と練習が必要です。

ですが、完全に理解出来ていない場合でも「今何をしたいのか、何を考えているのか」と慮ることで、少しでも良いパーティプレイが出来るようになります。
ジョブ特性や立ち回りについて理解が無い人でも、まずは考えてみましょう。

ここまで出来て中級者。

実際にコミュニケーションを取る

さて相手の事を考えられるようになった事で、リアルでも一緒ですが……
どれだけ思いを巡らせた所で、実際に相手がどのような事を考えているかは分かりません。

自分と相手が同じレベルだったら噛み合うこともままありますが、実際にはそうはいかない事が多いでしょう。

どんな相手でも立ち回れるような配慮をする事も可能ですが、お互いがそういった立ち回りをしてしまうと、本来出すことの出来るパフォーマンスより低い水準でプレイする事になってしまいます。
お互いが、格下相手でも立ち回れるようにレベルを下げている形なので、当然ですね。

そのため「今何をしようとして、何を考えているのか。こうすると思ったからこうした」というのを、
ゲームのプレイ中にわかりやすく伝えるコミュニケーションを取らなくてはいけません。

また、そういったコミュニケーションを円滑にするために、意思決定までの導線を明確化しておく必要があります。


……ここまで行くと本題から逸れすぎているというか、完全にやりすぎな気もするのでココで終わります。


私自身、ゲームが上手ではない上に「新しい何かを得られるかも」と色んなゲームに手を出します。

当たり前にボコボコにされ、世界レベルで下手くそなスコアを叩き出したりしますが、
上手でないからこそ、寄り道せずにまっすぐ上達しようと出来るだけ色々なことを考えてプレイしようとしています。

闇雲にプレイしても絶対上手にはならないので、効果的に・効率的に考えて練習してみようといった話でした。

おしまい。

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